以前から気になっていた本『思考の技術論』をやっと買った。ハードカバーで500ページ超え、定価は4千円弱とちょっと手が出しづらい本だった。著者の存在は、シラスの配信で知ってはいた。 それでこの本、あんまりレビューとかがない…
読書録
ゾクゾク
豆腐といえば、木綿である。スーパーでは必ず木綿を選ぶようにしている。表面の硬めの食感が好きなんだと思うし、もしかしたら幼少期に上海にいたときの豆腐がだいたい木綿だったような気もしてきた。それが影響しているのかもしれない。…
アナーキストと一汁一菜
読みたい小説が家に5、6冊積読している状態ではあるが、だんだんと小説を読む手がおもくなってきた。作品のせいなのか、それとも好奇心のせいなのか。とりあえず原因は後者だと決めつけて、昨日気晴らしに違うジャンルの本を買った。『…
未消化を抱えながら、次の小説へ
2020年に芥川賞を受賞した『推し、燃ゆ』を読み終えた。著者の宇佐見りんは、受賞者の年齢としては綿矢りさ、金原ひとみに次いで歴代3位の若さだそうである。 「推しが燃えた。ファンを殴ったらしい。」という、なかなかの文章から…
覚悟とあきらめ
朝の公園にいってスマホをみると「20%」の表示。あちゃ、昨日電源タップのスイッチをONにせずに寝てしまった。スマホにケーブルはささっていたが、電気は流れずであった。いつもやっているゲームで2戦ほどまじえたあとでポップアッ…
コンビニとポトスライム
『コンビニ人間』と『ポトスライムの舟』を読んだ。前者が2016年、後者が2009年に芥川賞を受賞している。 読みやすかったのは、『コンビニ人間』だった。「文体が合う合わない」という話があるが、この視点では自分に合ったのか…
つぇってる
昨日のブログでふれた本『TAKE NOTES!――メモで、あなただけのアウトプットが自然にできるようになる』を今朝、公園で読み終えた。久しぶりにKindleで読書しているが、スマホで気軽に読めるというのもやっぱ便利だなぁ…
資料豊富で読みやすい – 『アレキサンダー・ウィリアム・ウィリアムソン伝』犬塚孝明
イギリスを代表する化学者になっていくアレキサンダー・ウィリアムソン氏が、その名声に溺れず、学びをやめず、教授として多くの人々に伝えていく様も描かれている。化学に限らず、数学、物理、哲学と幅広くウィリアム氏は学んでいた。その知識を、日本人にも伝えた。
平熱に生きたい。 – 『本と怠け者』荻原魚雷
著者の荻原魚雷は古書好きというのもあり、本の選び方がしぶいというのもあるのかもしれないが、それでも「この作家、知らないぞ」と検索の連続だった。本と怠け者
戦後、バブル前の経済本 – 『社会心理照魔境 1956年版』南博
先日、小倉の古書店で買った本『社会心理照魔境』をざっと読んだ。なんともデータの細かい本で、ピンポイントで「1950年代の社会を知りたい」と思っているなら、貴重な本かもしれない。