おじさん見習いかぁ、いいね。その言葉を借りて、おれも「おじさん見習い」ということにしておこう。36歳になり、「おれもおじさんかぁ」と思ったりしたものだけど、あんまり実感がなかった。まだ見習い中だったのか。入学した覚えはないが、見習い期間に突入したってことか。
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「がんばる」「働く」この2つの単語をみると頭に浮かぶのは、「がんばりたくない」「働きたくない」である。「なにを甘ったれなことを言ってるのか」という初対面ツイートがどどどと飛び込んできそうな気配がある。
これは結局は「どっちか」ではなくてグラデーションの話で、ひとによっても捉え方が違うんだろう、という月並みな解釈がうかぶのだけど、とりあえず「がんばる→がんばたい→がんばりたくない」「働く→働かい→働きたくない」と2進化で捉えてみる。おれは、がんばたい。おれは、はたらかい。
ポケモンが進化すると、だいたい大きくなる。なんでだ。ヒトカゲはリザードンになって翼を生やすし、ピチューも大きくなる。あ、ゴーストはゲンガーに進化することでちょっとコンパクトになる気はする。
「がんばる」が「がんばたい」に、「がんばたい」が「がんばりたくない」に進化していくのであれば、それはポケモンに例えると「カビゴン→モンジャラ→アンノーン」くらいの進化系列でもいいのではないか。
どんどん体積がふえたら動くのがだるいじゃないか。あ、でもそうなると最終形態である「がんばりたくない」をつぶやきそうな気配がある。
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ぜんぜん話が飛んでしまうのであれだけど、このまえ読んだ本で、「処刑台に馬車で向かう中、その人物はずっと本を読んでいた。そして、ついに階段を登っていよいよ、という段階でページの端を折った」という話があった。
こりゃすごい、すさまじい学習欲だ、と思った。たしか、晩年のマルクスのノートにも「もう死ぬっていうのに、なんでこんなこと調べてんだ。本を書けよ」と思ってしまうような内容が書き記されていたらしい。
学習欲が強い身としては、彼らの姿勢は見習いたいところではあるが(うーん、見習っていいのだろうか)、いずれにしてもこれはおれの「なんかやっちゃうこと」に近い気はする。いや、「やりたい」に近いから、そこからいくつかの「なんかやっちゃうこと」がこぼれ落ちているのかもしれない。
「なんかやっちゃうこと」を少しずつ「働いてる」に重ねていきたいのだけど、これは時間がかかるプロセスだろうし、外部の反応も必要な要素になってくるだろうから、まぁ、ぼちぼちやっていきたい。
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そろそろ、作業片手にラムネを食べようかと思っている。
少しずつではあるけど、次なるステップのトンネルが見えているような気がしてきた。そろそろ入り口くらいには立てそうな気がする。ラムネあげるから、おれの脳みそにはもうちょっと「がんばる」してもらいたい。
泥臭く、思考をもうちょっと重ねていこうではないか。さて、カフェへ。
※サムネはUnsplashより
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