まじめ圧

気づくと「やりたい」が「やらなきゃ」になっている。「やらなきゃ」に片足をつっこもうとしている。そんな状況をやわらげるために、”まじめ圧”を減らすためにToDoリストをやめてみようと思う。

昨日アップした独り言ポッドキャストで喋った内容と重なりそうだけど、音声とテキストはまた違うだろうと思い、こちらにも書いてみる。

今までの人生で「まじめだね」と何度も言われてきたし、そのうちの何回かは「クソまじめだね」であった。だからまぁ、自分はまじめなのだな、と思っている。

この性格を直したいとかは全く思っていなくて、むしろ良いことだろうと思ったりしているのだけど、ときには微調整が必要なときもある。それがちょっと今なんじゃないかと。

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ぼくの今の状況というと、生活費を稼ぐための仕事を焦って探す必要はないという感じである。もちろんそこには「あくまで数ヶ月間は」というタイムリミットがあるものの、言い換えれば「やりたいことやればええねん」という状況である。

それでAIツールを活用してYoutubeチャンネルを4つ運営してみたり、読書したり、Blenderを触ってみたり、散歩したり、いろいろとしている。

そんな状況でも心配性なのか真面目だからなのか「生活費を稼ぐ方法を考えておかないと」というのが浮かんだりする。それで、いろいろと考えてみる。そのうちの1つがYoutubeチャンネル運営だったりもする。まぁ、芽が出るかわからない種蒔きみたいなものだ。

「生活費を稼ぐ」をそのまま「社会との接点」と言い換えるのであれば、その”接点”にはAIがからんでくる。

それで画像生成系AIとしてMidjourneyも気になっているけど、とりあえずStable DiffusionとかLeonardo.Aiであんまりお金をかけずに触っていたりもする。Midjourneyが一番良さそうなんだけど、高い。

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それで、「お金をかけるんだから、回収したい」という感じで「これ活用してEtsyでデジタル商品を売ってみるか?」とか、気づくと社会との接点を探ってしまっている自分がいる。

これはぜんぜん悪いことではないし、自分の中でも「できること」「やりたいこと」との社会との接点を探ることが資本主義としての社会の仕組みの理解にもつながるし、「現状のゲームルールを知りたい」という学習欲を満たしてくれるものではある。

ただ、現状のぼくの最優先事項は「やりたいことをやってみる」という自分の素直な欲求を探ることであり、あわよくばその欲求がマグマのように吹き出し、夢中になることである。

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それで昨日ふと「ToDoリスト作らないほうがいいかもな」と思った。これがぼくの”まじめ圧”にもなっているのではないかと。

例えば、「これやりたい」と思ったものをリストに追加する。そうすると忘れない。でもそうすることで「やりたい」という素直な欲求に「やらなきゃ」というニュアンスが重なっていくのではないか。そして、1週間、2週間と過ぎていき「やらなきゃ」野郎がどっさりと「やりたい」を覆っているような。

そんな現象の一例の1つとしてToDoリストがあるのではと思ったし、他にもあるかもしれない。「これは残してもいいな」というものだってあるだろう。早起きとかさ。早起きすると気分がいいから、これはやっておきたいものである。

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結局、これは環境作りなのだなと思った。知らない土地に行ったりして物理的な滞在場所を変えることはまず浮かぶ方法だけど、他にも毎日のルーティンを変えたり、ルーティン自体をやめたり、机の上の状況を再構築したり。ここに自分がついやってしまう思考の癖とか行動をあえて抑制することも含まれるんじゃないか。

だって、本当に「やりたい!」んだったら、どこかにメモしたりしなくてもやっちゃうんだろうし、それをやらなくなるのであれば、(とりあえずは)そこまでの感情ということだろう。

それをToDoリストとかで変に具現化しちゃうことで、素直な感情を少しねじ曲げてしまい、「これやりたい!」が気づくと「やらなきゃ」という義務的な感情に変わってしまうこともあるのではないかと。

いまのいまの僕の状況において「やらなきゃ」というものが少ないからこそ、この圧というのを減らしていくことで、もうちょっと自分の感情に向き合える気もしている。まぁ、まじめな性格なもので、気づくと「やらなきゃ」野郎が飛び出してくるんでね。

サーファーのように自分の感情の波に乗っかってみる。それを脳内の自然現象とみなして、変に手を加えずに思うままに動いてみる。感情を理性で制御しないようにしてみる。

そんなちょっとした発見があった。

※サムネは先日のフォトウォークで撮影したもの

yoshikazu eri

当サイトの運営人。大阪生まれ千葉育ちの87年生まれ。好奇心旺盛の飽き性。昔は国語が苦手だったが『海辺のカフカ』を2日間で読破した日から読書好きに。気づいたら2時間散歩している。

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