ぱいそん、目的、料理

『MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない』は配信されていてちょうど気になっていた映画だった。届いた日記にその名前をみつけ、「みよ」となった。昨晩観て、今日は彼女と2回目を観た。

Re: 朝の書き流し温泉

テンポもいいし、音楽もいいし、80分と映画としては「短いなあ」と思いつつも、観終わると、そんなことはなく、適切な尺であり、これ以上でもこれ以下でもなかったのだなあと。

部長のなにかを背負ってる感が、いい感じにでていた。そんなことを考えていたら、おれの妄想は砂漠へと舞台を変え、そこで部長と部下たちがサバイバルしているシーンへと変わる。5キロほどのバッグを背負った部下たちが、若さと体力でさまざまな場所で獲物を捕獲して、持ち帰ってくる。それでみんなは生き延びることができている。一方で、部長はぜんぜん移動していない。かなりゆっくりだ。たまに「みんな、がんばってー!」と応援する。ときおり、部下たちが「部長は一体なにしてるん?」とぼやく。いや、部長は50キロの荷物を背負っているのだ。部下たちの10倍の荷物である。そりゃ、役割は違ってくるだろう。

そんなことを妄想してしまうような効果が、味が、マキタスポーツ演じる部長にあったのだろう。

— ☕️ —

話は変わり、Pythonと料理と目的の話である。いまCS50と呼ばれているハーバード大学の講座をYoutubeで見ていて、動画を2本ほど見終えた。他の人が教えるYoutube動画もみてみたが、なんか講義っぽく、テンポが合わなかった。ハーバードのおっちゃんは「Pythonすげえぜ!教えたる!」という勢いがあり、見ていておもしろい。

とはいったものの、このおっちゃん、大事なことは1回しか言わない。話すのも早い。それがいいところではあるのだけど、「大事なのでもう1回いうね」というのは起こらない。「これがハーバードの学生に求められる集中力か」と思いながら、ちょろちょろ見ている。

おっちゃんがだしたコードをそのまま自分でも打ち込んだりするのだけど、やっぱり練習問題というをやらないと身につかないと思いはじめた。知識を活用して問題を解く、これをやらんと知識がかけ流しになってしまう気がしてきた。ここは脳内で循環させたいところである。

それで「Python 勉強方法」とかって調べると、いろいろとでてくるわけだ。本を買う、動画を見る、有料の月額サービスを利用する、とか。ひっかかったのが「学ぶ目的を決めよう」ってやつである。それが大事なのはわかるが、実は特に目的はないのだ。いってしまうと、昔から「プログラミングやってみたい」と思っていたから、それでPythonをやってみている感じである。目的がぼんやりしている。まあ、生成AI関連でLangChainとかいうやつを使ってなんかBot作ってみたい、とかはあるが、そこまで明確ではないのである。目的がぼやぼや。

でも、目的なんてなくたっていいじゃないか、とも思うわけだ。目的にどう抵抗するか、なんて内容の本もあるわけで、いまのおれはどちらかというとそっち寄りの精神である。前に何回か書いた、線とかドローイングとか、そういう話も脳内でからみ、あんまり「目的は、目的は、目的は、ユー?」なんて空気感はウェルカムしたくないのである。

だから、とりあえず、とりあえず、触ってみるのだ。あんまり期待せず、でもちょいちょい触ってみて、その世界をちょっとずつ冒険してみる。ハンターになりたいというより、ハンター気分で観光客をしたいのかもしれない。

— ☕️ —

一方で、料理の話となると、目的がある。

・鍋ひとつで完結すること

これ一択である。理由は、効率的に自炊したいから。フライパンはでかいし、洗うものが増えるのも面倒である。うちのコンロは2個口だが、片方はまな板が占領する。実質、1個口なのである。

鍋ひとつで完結する料理、この範囲内でなんか冒険できないかなあ、という感じである。あんまり食には関心がないほうなのだが、健康には関心がある。食べないと生きていけない。よって、食事にこだわることはアリだと思うが、「鍋ひとつ」ルールは守りたい。

と書きながら思ったのは、料理に、食に興味があり、関心がある、と言えるのだろうなあと。ただ、とくに期待はしていない。期待をしないディスカバリーをやってみてはどうか、と最近思いはじめている。なんか気楽でいいかもと思うし、今まで掘ったことがない穴だから新鮮だろうし、期待をしていないから、落胆するなんてこともないだろう。

ということで今日『一汁一菜でよいと至るまで』を買った。いまのところ、レシピ本にはまったく興味が持てないのだけど、こういう食のエッセイは読めそうな気がしている。別で積読している本が、もう1冊ある。

長ったらしくなってしまったのは、夜のせいにしておこう。おやすみなさい。

yoshikazu eri

当サイトの運営人。大阪生まれ千葉育ちの87年生まれ。好奇心旺盛の飽き性。昔は国語が苦手だったが『海辺のカフカ』を2日間で読破した日から読書好きに。気づいたら2時間散歩している。

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