報告合戦

コロナになって、人と会う機会がかなり減った。仕事を除けば、月に1回あるかないかである。

ぼくは元々ひとり行動が好きだし、ひとりでいることにあまりストレスは感じない。そんな僕でもさすがに最近は、コロナから1年経って、「うわ、最近ぜんぜん人に会ってないな」と思うようになった。

それでこの前、久しぶりに友達と食事をしたのだけど、ちょっと「報告合戦」みたいな状況になっていた気がする。いや、友達の心理状態はわからないが、ぼくの発言に「報告」というタグがつきまくっていた気がした。

例えば、今まで週に1回は会っていた友達と月に1回しか合わなくなる。そうなると、ちょこちょこ電話でもしない限り、会ったときには「最近こういうことがあってさ」「これに興味あってさ」と今までであれば少しずつ話していた内容を一気に放出するみたいになりやすいのかもしれない。

コロナになって、今までなにも考えずにしていたことに「コロナだしなぁ」という膜ができ、腰が重くなる。「人と会う」というのよくよく考えれば、気をつけさえすれば問題ないとは思うけど、この「気を付ける」という意識が生まれることで、「だったらいっか」とやらなくなってしまうことも多々ある。

そういう感じで今、暮らし方というのを変えなきゃいけなくて、コロナが終息するなんてことはファンタジーで、適応しないといけないんだよなぁとたまに、ふと思う。

ぼくは適応しやすいタイプだと思っていたけど、なかなか苦戦してるみたいだ、と最近の友達との食事を振り返って思った。

だからこうしてサイトを作り、自分のためのアウトプット場所を追加で確保することで、報告場所を持つことで、ちょっとだけバランス調整ができるかもしれない。

人の話を聞くってむずかしい。気づいたら、自分のことばかり話してしまう。

yoshikazu eri

当サイトの運営人。大阪生まれ千葉育ちの87年生まれ。好奇心旺盛の飽き性。昔は国語が苦手だったが『海辺のカフカ』を2日間で読破した日から読書好きに。気づいたら2時間散歩している。

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