未消化を抱えながら、次の小説へ 2020年に芥川賞を受賞した『推し、燃ゆ』を読み終えた。著者の宇佐見りんは、受賞者の年齢としては綿矢りさ、金原ひとみに次いで歴代3位の若さだそうである。 「推しが燃えた。ファンを殴ったらしい。」という、なかなかの文章から…