がんばるなら「自分」のままで

浴室がどうも臭う。トイレで大冒険したせいではないはずである。あ、排水溝だ、と思いあたり、昨夜ドラッグストアでパイプユニッシュPROを買い(お得な2本セットを購入した)、流し込み、30分ほど放置して、水をどばどばと流した。臭いは、どこかにいった。

うちはユニットバスなのだが、水を流すのは基本的に湯船側である。トイレ側にはできるだけ水を流さないようにしている。ただ、湯船側とトイレ側の排水溝がつながっているのか、シャワーの水がトイレ側に少々流れているようである。そこで汚れが浮遊し、蓄積されていった結果の臭いだったのだろう。おりゃー、とユニッシュしたついでに、湯船側と洗面台にも同様にユニッシュをほどこした。

あとトイレだ、便器だ。今日は、「必殺!便器ユニッシュ!」みたいなものを買いたい。便器は適度にゴシゴシしているのであるが、それはトイレをするときの目線から見える汚れを落とすレベルにとどまってしまっていた。しゃがんで目線を落とすと縁になかなかの汚れが付着している。それを企業努力で生み出された必殺プロダクトで一掃したいと考えている。

Re: いい!を貫け、晒せ、歯磨けよ

おれもおれで、ここ1週間、ちょいとがんばってしまった。さっき週報を書いたのだけど、いつもなら2〜3件くらいの作業記録が10件にふくれあがっている。じゃみーもがんばってるし、周りもがんばっている。そこに戦略的な思考も入り、「いまはとにかく量だ」と少しがんばってしまったようである。

がんばると、期待をする。これだけがんばったんだから、なにか成果が得られないか、とスマホで成果をチェックする回数が増え、考えるタイミングも時間も増える。

物事にはバイオリズムというものがあるわけで、決して悪者扱いしたい出来事ではないのだけど、いまちょいと反動がきている。いつも通り朝から作業をしていたら頭があまり働かなくて、「いいや」と久々にゼルダでもやろうかとスイッチを手に取ると、電源を抜いていたことに気づく。しばらくはやらないだろう、とスイッチは電気の通わないインテリアと化していたのだった。とりあえず、電源を指すも、充電バーは1ミリくらいの表示だけで、いきなりは起動できない。あきらめて本を手に取って数分読み、こうして交換日記を書くにいたっている。

自分が思う「いい!」だとか「観たい」「読みたい」という軸をいかにブラさないか。手法だとか傾向だとか小手先のテクニックに頼らず、貫くものはとことん貫く。それで自分の熱量だとか、隠したい(身体性含む)人間性をどこまで晒し出せるか。最終的には、運と相性次第だよねという明らめをちゃんと持つ。

手法や傾向をトレンドと強引に言い換えてみると、トレンドを追いかけることは「自分」を置き去りにする選択肢でもあるのかもしれないなあ。そうではなくて、自分が大切にしたいもの、それを通じてもしかしたら他者がよろこんでくれるもの、そういうものを着実に積み上げていって、ちょいと成果も欲しながら、でもその作業自体で心が温まることを祈って、感じて、いつかその船にトレンドという風のほうから吹いてくることがあるのだろう。

trendの語源は「ある方向に転がったりすること」らしい。自分が転がっていったら、誰かにでくわすかもしれない。誰かが転がっていたら、自分にでくわすかもしれない。でも、みんなが転がっていく方向に無理して自分も転がっていくのは、消耗以外のなにものでもないだろう。がんばるのはいいが、がんばるときはできるだけ「自分」のままがんばりたい。

おお、ぜひお茶をしばこう。タイミングつくるよ。連絡おくれ。ちなみに、今までの人生で活字で「お茶をしばこう」と誘ってきたのは、じゃみーで二人目だ。まだ会話では「お茶をしばきませんか」と誘われたことはない。

p.s. 『ラスト・オブ・アス』の実写ドラマを観終えて、『Winny』を観て、ついさきほど『ソード・アート・オンライン』のシーズン1を観終えた。なんとも独特だ。キャラクターの心情をあまり丁寧に描かないのだけど、設定がVRという仮想世界だからか、そこまでの違和感がない。主人公の親が出てこないのも気になる。とりあえず、シーズン2に進もう。

あと、半分ほど読んで止まっていた『編めば編むほどわたしはわたしになっていった』を読み終えた。いやあ、文章がやっぱりよかった。ぎゅっと少ない文字数で情景を映し出す感じ。駐車場でヤンキーに囲まれたなかでの突然の「うんこが出る。」には、公園で読みながらも笑いの声がもれてしまった。現実での突然の出来事を、活字でも突然での出来事として文字で編んでいた。

ここ1週間はちょっとがんばっちゃったものだから、感情がどっちに流れ、ノイズを受け取りづらくなっていたのか、そこまで読書はしていない。『君たちはどの主義で生きるか』をちょびちょび読んで読み終え、さきほど『贈与経済 2.0』を読みはじめたところである。『悲しき熱帯』の読書がとまっている。まあでも、自宅に読み途中の本や読みたい本が増えることは、酒のつまみが増えるみたいなもんだ。わるくない。

yoshikazu eri

当サイトの運営人。大阪生まれ千葉育ちの87年生まれ。好奇心旺盛の飽き性。昔は国語が苦手だったが『海辺のカフカ』を2日間で読破した日から読書好きに。気づいたら2時間散歩している。

Leave a Reply

Your email address will not be published.

CAPTCHA