自宅前の自販機に、ついに「あったか〜い」缶コーヒーが登場した。正確には「切り替わった」のだろうけど、とにかく、うれしい。秋だ。朝は肌寒い。体感的な夏は遠のいている。
最近は交換日記のときだけ書いているような状態だから、こうやって久しぶりに書くと、なんでもかんでもつめこみたくなる。つめこんだっていいのだけど、つめこむのはよくないだろうとも思う。
夜の散歩でマンションを眺めていたら「あ、構造だ」と思った。古本屋で昭和の雑誌を買ったらテキストだけでジャンケン選手権が開催されていた。ジョージ・オーウェルが『1984年』で展開した架空の言語「ニュースピーク」のことを調べると、やっぱり「言葉が思考を決める」というのはあるよなと思った。
こんなふうに色々とつめこんでしまうと、なにが言いたいのかわからない。ひさしぶりに『ボッコちゃん』にある物語を1つ読んだ。平等と死神の存在みたいな話であった。
そういえば、自分が「やりたいこと」という言葉に惹きつけられちゃうのは、実際に「やりたいこと」をやってみたらそこそこうまくいった、というある意味での成功体験も影響しているのかもしれない。「やりたいこと」はべつに見つけなきゃいけないものでは決してないけど、自分の場合はそれを探してみたら、案外見つかった(と思った)し、それをやってみたら案外うまくいったことがあった。だから次も「やりたいこと」を探してみよう、と脳が癖で回転するのだろう。
「言葉が思考を決める」って書いたけど、「やりたいこと」という言葉があるから、自分がその言葉を使うから、「やりたいこと」という言葉の意味にもひきつけられてしまうことでもある。だから、言葉遣いを変えてみる。「できること」「やってみたいこと」とかって、脳内でさえも変えてみる。そうやって言葉遣いを変えて、思考も変わっていくのかもしれない。たぶんそうなんだろうなと想像する。
「チグパパグパグチパ」が意味不明かもしれないが、これは昭和の雑誌で展開されていたジャンケン選手権に参加するために運営に提出する文字列みたいなものである。グーはグ、チョキはチ、パーはパ、である。このジャンケン9回分の文字列同士を対戦させて、点数が多いほうが勝者である。引き分けの場合は、最初に戻り、一番最初に点数をとった人が勝ちとなるらしい。
ちょっと適当に文字列を書いて、対戦させてみよう。
Aさん:チグパパグパグチパ
Bさん:パチパチグチグパチ
点数をとったほうの文字を太字にしてみると、
Aさん:チグパパグパグチパ
Bさん:パチパチグチグパチ
おお、適当に書いたのに3対3で引き分け!ということは、最初に点数をとったAさんが勝ち。
これは『ビックリハウス』という雑誌の企画として展開されていて、このサブカル雑誌は1974年から1985年まで発行されていたらしい。ぼくが生まれたときには廃刊になっていたのか。
※サムネはUnsplashより
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