スロープ混じりの夜の散文

現在、21時37分。22時にはふとんに入る習慣だから、20分で書かないといけないことになる。まあいいか、たまには夜に書こう。ただ、寝る前にブルーライト浴びると寝つきがわるくならないかしら。あ、でもいつもスマホ触ってるしなぁ。

そういえば今朝、ショウガ湯を飲まなかったが、朝は寒くなかった。今日は確実にただ単に暖かかっただけであろう。最近、面倒だから朝のコーヒーにショウガの粉末を入れて一緒にしちゃって飲んでいるが、おすすめはしない。永遠に混ざり合うことのないコーヒーとショウガの戦いを味わっている気がする。まずくはない、おいしくもない。別々に飲んだほうがおいしいと思う。

ところかわって食パンの話である。ついに先日「超熟」を買った。普段は100円くらいのものだが、粉末奮発して倍近いパンである。この間、150円くらいのもの、セブンイレブンのやつなど試したが「ふーん」であった。ところが「超熟」は違った。トーストにして食べたら、ミミの硬さも、ふんわり具合もいい。バターを塗るときにナイフがパンに沈みにくい気もした。ちょっと高いが、ちょっと高い味がした。欲をいうならば、トーストは厚いほうが贅沢感がある。6枚切りより5枚切りがいい。

なんだか、だらだた書いてしまう予感がする。夜だからなぁ。

Re: 平熱プロジェクト

「スロープ」という例えはわかりやすい。そして、それがスロープであると認識できないのが理想だなあ。階段だとどうしても「登ってる」「上がってる」と意識するし、筋肉を使うことになり、身体が張っていきそうである。そうではなく、実はスロープで少しずつ”上がって”いるのだけど、本人は「上がっている」という概念から距離を置いているというか。

なんというか「上がる」というと「情熱」のほうにいきやすいというか。言葉にくっついているニュアンスの関係だろうか。おれの場合は「上がってる」を「冒険してる」とか「発見してる」とかに言い換えたいところ。近所の散歩だって冒険である。ふと、「日常のスロープ」という言葉が浮かんだ。

『終わりなき旅』みたく、聳え立つ壁を乗り越えていく様も決して嫌いなわけじゃない(今でもジャンプ漫画に没頭できるくらいだ)けど、ガッと這い上がっていくのではない「なだらかさ」があるほうが好ましい。

そうそう、とはいいつつも、おれだって「おりゃー!」と壁を越えていくのはぜんぜんきらいではない。またそうなれるのであれば、笑顔でウェルカムしたい。が、がである。最近はここを意識するとちょっとうまくいかない感じだから、「きみのことは好きだよ」と壁くんに手紙を送り、いままでとは違う路地を散策している。壁くんを探すことが大事だと思っていたが、壁くんとはタイミングが合ったときにばったり会えばいいのだ。気持ちは手紙で伝えているから、ケンカをしているわけではない。

そういえば、ふと「ロマン」の意味を調べたら、「散文の物語」というワードがでてきた。なかなかいいじゃないか。散らばった文の物語。散らばっているように見えて、どこかでつながって、それが語りだす。

— 🌙 —

話は変わるが、最近イライラすることがたまにあった。だいたい、仕事を終える夕方くらいに頭がとても疲れている。イライラなのか、頭痛なのか、これはなんなのか。「これが原因でイライラした」とは言えない感じで、ちょっとしたモヤが重なって、そこに自分の思考がかぶさり、考えだし、夕方には脳が疲れ切っているような感じである。脳に腹痛があるような感じだろうか。

なんなんだ一体、おれはこんなにも心が狭い人間になってしまったのか。落ち着け、深呼吸するんだ。もっと前向きに考えろ。ポジティブ、ポジティブ。今日が最高の瞬間だ。考え方の方向がおかしいぜ、おれ。

そんなふうに何度かあったイライラDAYを乗り切っていたのであるが、ふとある日、思い立った。

「あ、おれ水飲んでないわ」

最近、水をあまり飲まなくなったのである。毎日1.5〜2Lは飲んだほうがいいという話は知っていて、それでマイボトルで1L持っていったりして、気をつけて摂取していたほうである。でも最近、ツイッター(現X)で「冬は無理して飲まなくても大丈夫です」と誰かが言っていて、朝の寒い時間帯にトイレにすごくいきたくなりやすかったおれは「そうか。じゃああんまり飲まなくていっか」となっていた。結果、仕事から帰ってきてもボトルは500mlの半分も減っていない。

水分不足だ。このせいでおれはイライラしてたっぽい。調べてみると、実際水分をとらないとイライラしたりすることがあるそうだ。今日からまたちゃんと水を飲みはじめたのだけど、かなりマシである。プラセボ的なのもあるのかもしれないが、イライラはしなかった。

水って大事。水ちゃんと飲む。いっぱい飲む。1.5Lは飲む。

p. s. おお、ますます『PERFECT DAYS』が観たくなってしまったよ。ちょうど昨日、近所の映画館を調べたら上映してなかったんだよなあ。ちょっとよきタイミングをみつけて鑑賞したいところ。

『さみしい夜にはペンを持て』で思い出したけど、なだらかなスロープを歩きつつ、自分の「上がった」を実感できるのが日記なのかもしれない。続けていって「あのときの自分」に会い、「上がったのか」と実感するみたいな。

『SPY×FAMILY』はまだ見続けている。アーニャがかわいい。ボンドという犬を飼いはじめた。

yoshikazu eri

当サイトの運営人。大阪生まれ千葉育ちの87年生まれ。好奇心旺盛の飽き性。昔は国語が苦手だったが『海辺のカフカ』を2日間で読破した日から読書好きに。気づいたら2時間散歩している。

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