たしかに徐々に冷えてきた。もう冷房は使っていないけど、唯一、夕食を食べているときだけ扇風機をまわしている。そういえば、シャワーを浴びた後に着たTシャツが汗べっとりになってまた着替える、なんてことはなくなった。秋かあ。
Re: 時が止まったタイプの人間
見た目が若い、という話でいくと、おれはスキンヘッドもしくは坊主の状態が常だからか、実年齢より若くみえることがあるようである。たぶん、髪を生やしたら白髪が姿を表したり、薄毛具合がわかるから、それらを定期的に刈ることが、”若い”印象につながっているような気がする。老いを刈っているのか。
あと、肌が綺麗と褒められることもたまーにある(単なる社交辞令かもしれない)。高校時代にクラスで一番頭がよくて東大を目指していた髙山くんが「おまえら、化粧水つけてないの?やばいぜ」みたいなことを後ろの席で話していたのが聞こえて、高2くらいから化粧水をつけているのがあるのかもしれない。
髙山くんが言うんだから、やったほうがいいんだろう、と当時のおれは思ったものだ。そこからすっかり習慣化して、バックパッカーの旅中も行き先で現地の化粧水らしきものを探してつけていたほどである。化粧水であればなんでもよく、特にこだわりはないが、とにかく習慣にはなっている。
— ☕️ —
10年越しかどうかはわからないが、ずっと「物語を書きたい」とは思っていた。本棚には『ストーリーの解剖学』という分厚い本がしばらく鎮座していて、調べてみると2018年にアマゾンで購入している。とすれば、最低でも「5年越しのやろう」ではある。
それで昨日、ついにショートショート的なやつを書いてみた。書店でつげ義春の本を買った帰り、ChatGPTとキャッチボールをすれば書けるんじゃないか、と感じて、カフェに寄って2時間ほどで書いた。
ChatGPTのアイデアは結局使わなかったが、誰かがアイデアを出してくれると「それは微妙だなあ」と思ったりしながら、脳が活性化されて、アイデアが浮かんでばーっと書いてみた。2000文字超えと思ったより長くなってしまったが、星新一のショートショートもこれくらいの分量らしい。
物語のアイデア自体はわるくないなとは思っているものの、文章表現やらメリハリやら、そもそもの文章力が足りない感がすごくて、それは書いてみることでわかった。物語を書くというのは、いままでとは全然違う筋肉を使うんだろう。
それでもえいや!と公開しちゃったわけだが、これはやってよかった。キーを回して車のエンジンをつけて「はじまったぞ」という感じがした。はじめちゃうとわかることがある。たまたま意欲がでてきて「書けるぞ」というタイミングがなぜかでてきたから「はじめちゃえた」わけではあるが。
どうもおれはこだわりが強く、最初から完璧を目指そうとしてしまう癖がある。そうすると、なかなかはじまらない。「これが理想だ」なんて考えていると、気づくと腰は重たくなり、いつになってもはじまらない。だから「これでええ!おりゃー!」と出しちゃって、多少強引にでもスタートラインを可視化するのがいいのだなあと思った。そこには、一般公開することでの緊張感も重要な要素として含まれていると思う。
これが前のめりってことなのかもしれない。はじめちゃう、とめられない、足がでちゃう。
※サムネはUnsplashより
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