9年ぶりのサイト制作

初めてワードプレスを触ったのが、25歳くらいの頃だった気がする。あれから9年が経過、かなりのブランクを経て、思い出しつつ、脳に汗をかきつつ、自分のサイトというのをなんとか立ち上げることができた。

ワードプレスというと、カスタマイズ性が高くて「なんでもできる」という印象があるけど、これは言い換えると「面倒」という表現もできる。さくっとは作れない。

だから何度も「やっぱ面倒だなぁ」とぶつぶつ言いながら心が折れそうになったけど(まぁブランクもあったし)、どんどんサイトが形になっていくのは、やっぱりワクワクする。いやぁ、楽しい。

自前感がいい

ネット上でアウトプットをしたいのであれば、はてなブログとかnoteとか、すでにサービスがけっこうある。こっちのほうが簡単にスタートできるし、そこでのコミュニティもあって、書いた記事が読まれやすいかもしれない。

それでもあえて再びワードプレスでサイトを作ることにしたのは、「自前感」なのかなぁと思う。なんかこう、ネット上に自分の家を持てるみたいな、そういう自分だけのスペースを作れる安心感というか。

あと、このサイトでは収益(生計を立てる)というのは考えていないから、「記事がどれだけ読まれるか」というのは大事な要素ではない。

まぁ、将来的に広告を設置する可能性はあるかもだけど、それはあくまで「もしかしたら」の話であって、その「もしかしたら」が現実になったときにまた考えればいいわけで。

デジタル上の住まい

現実の住まいとデジタル上の住まいは、違っていいと思う。ぼくは、割と静かな場所で暮らしたいタイプで、都会の刺激は好きだけど、大通りの目の前には住みたくない。これは、デジタル上でも同じ。

例えば、既存の人気ブログサービスで発信することは、「デジタル上の都会に住む」みたいな気がしていて、もちろん、そこで発信するメリットはあるけど、賑やかすぎて疲れることもある。

一方で、ドメインを取得して、レンタルサーバーを契約して、ワードプレスをインストールして、自分でサイトを立ち上げることは、「デジタル上で好きな場所に住む」みたいなことかもしれない。

土地(ドメイン)を買って、建設業者(サーバー)を決めて、外観(テーマ)を決めて、みたいに手間はかかるけど、気に入った場所に、自分好みの家を建てられるのって、やっぱり楽しい。

痕跡を淡々と

ひとまずサイトのデザインは固まったから、あとは投稿あるのみ。自分だけのアウトプットスペースとして、ジャンル問わず、日々の思考や記録を淡々と落としていきたい。

そうして投稿をしていくなかで、もしかしたら「なかなかおもしろいですね」と(デジタル上)の山奥に建てられた僕の家に足を運ぶ人が現れるかもしれない。それはそれで、もちろん嬉しい。

yoshikazu eri

当サイトの運営人。大阪生まれ千葉育ちの87年生まれ。好奇心旺盛の飽き性。昔は国語が苦手だったが『海辺のカフカ』を2日間で読破した日から読書好きに。気づいたら2時間散歩している。

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